こころのこと。

人生ハードモード。親ガチャを盛大に失敗した私の回復記録。笑

体感・幸せ恐怖症③

それが起きたのは、中学生の時だった。

 

その父方の伯母の家にある時父が行くことになったのだ。

 

が、

父親は酔うと一人で帰って来られないので

私が一緒に行くことになったのだ。

もちろん、妹は行くはずもない。

彼女は親の言うことは聞かないと決めているのだ。

 

 

母「日曜なんだけど。お父さん伯母さんちに用事あるから行くんだけど、帰り酔うとどうにもならないからあんた一緒に行って連れて帰ってきて。私は仕事なんだよ。」

 

👩〈まぢか。。。すごいめんどくさい。お父さん酔うと寝ちゃって大変だから嫌すぎる。。。日曜だよ、嫌だなあ。〉「嫌なんだけど。」

 

母「でも誰も行けないし、誰か行かないと。お父さん一人じゃ酔っ払って無理だし。」

 

👩〈ごねても無駄なんだよな。。。〉

「‥‥ハイ。」 

 

そんな流れで行くことになったのだ。

 

 

当日伯母の家に着くと

やはり父は呑んだくれて帰りは深夜になり

その間伯母の話(愚痴と自慢話)を聞き続けた私。

ご飯は出してくれた。

 

疲れ果てて

23時を回る頃お暇した。

 

伯母の家からは

電車で乗り換えが3回+バス1回なので、

酔っ払って寝る成人のおじさんを連れて帰るのは本当に大変なのだ。

 

普通に考えて中学生だから明日学校なのに。。

 

 

2回の乗り継ぎをクタクタになりながら寝ている父を支えて、降ろして、なんとか乗り換えて最後の電車に乗る頃には0時を回っていた。

 

日曜の深夜に電車に乗る人なんてほとんど

誰もいなくて

 

車両には私と父

 

そして知らないおじさんが2人乗っていた。

 

 

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途中で

一人のおじさんが降りて

 

もう一人いたおじさんが寄ってきたのだ。

 

向こうからチラチラ

連れの父親が起きないか確認していたのだが、

いけると踏んだのだろう。

 

本当に恐怖しかない。

 

思い返しても怖い。ひたすら怖い。

 

父親は隣にいたが

爆睡していて

 

👩「やばいおじさんいるから降りよう?

ねえ、隣の車両行こう?起きてよ💦

お父さーーん!!」

 

👩「早く起きて!やばい来るよ涙」

 

 

一生懸命起こしても起きない。涙。

結構な力で叩いたけど、全く起きない。

 

お酒の力はすごいなあとぼんやり思った。

 

 

その間もそのおじさんはだんだん寄ってくるし

 父親を置いて逃げるなんて中学生の私には

頭が回らなくて

 

 

思い返しても本当に怖いけど

 

父親が隣にいるのに知らんおじさんに

 

チカンされた。

 

本当に思い返すのも嫌。

 

本当にありえない。

 

父親ってなんのためにいるんだろう?

 

快速が隣の駅に止まるまでの間

しっかり知らんおじさんに触られて

 

快速が止まって扉が開いた瞬間

 

火事場のバカ力で

酔っ払った父親を電車から引きずり下ろして

 

ホームにへたりこんだ。

 

恐怖で涙が止まらなくて 

 

私なんなんだろって。

なんのためにいるんだろって。

私、汚いなあって。

 

 

 

その時私から

無理矢理電車を引きずり降ろされて

やっと父は起きて

 

 

泣いてる私を見て

 

「‥‥どうした?」

 

と言った。

 

コイツなんなんだろうと心底思った。

 

駅員さんにされたことを伝える勇気なんかあるはずもなく、私は何も言わず泣きながら帰った。

 

翌日、母に変なおじさんが寄ってきて怖かったと伝えたが

 

母「あら、大変だったわね」

 

 

されたことまで伝える勇気は

私にはなかった。