拗らせアダルトチルドレン☆怒るとソワソワする家族④
〈そういうことか。。。〉
なにかが繋がった瞬間だった。
何年も続く違和感の原因がはっきりした。
ちょっと落ち着いて整理したい。でも‥
👩🦰〈今はとにかく、泣いてる子のフォローを急いでしなければ。
怒りっぱなしは怯えと自尊心の低下に繋がる。
私の過ちを繰り返してはダメだ。〉
その時、父が私に、ニヤケながら
👴「もう言うこと聞かない子はずーっとあそこで暮らせばいいよね。」
と言った。
私はカッとなって、
👩🦰「そんなこと言っちゃダメでしょ!なんてこというのよ!!そんなわけないでしょ💢」
父がビクッとした。
が、しかしすぐヘラヘラしだした。
この人は。なんてヤツだ。
頭にはきた。
が、もしかして‥‥。
ちょっとした疑念が頭をもたげた。
でも今はとりあえず姪っ子のフォローが先だ。
5分くらい待って、
玄関で泣き続けている姪っ子に出来るだけ優しく声をかけた。
👩🦰「〇〇ちゃん、ここにずっといても疲れちゃうから、一緒におにぎり食べよう。お腹すいたでしょう。おばあちゃん〇〇ちゃんのために作ってくれたよ。」
👧「いや。嫌い」
👩🦰「嫌いでもいいよ。私は〇〇ちゃんが好きだから。」
👧「‥‥ちらっ」
👩🦰「(空気が変わったな。)〇〇ちゃん、お兄ちゃんとふたり兄妹だよね。でもママは一人しかいない。
お兄ちゃんと〇〇ちゃんふたりとも大事だからふたりのためにできるだけママは頑張ってるけど、できない場合もあるの。
そう言う時は譲り合わないとしょうがないこともあるのよ。」
👧「泣。やあだ。」
👩🦰「おばあちゃんだって、ママが今いないから、代わりに〇〇ちゃんがお腹空いたってさっき言ったからおにぎり作ってくれたんだよ。みんな〇〇ちゃんが大事だからしてくれるんだよ。わかるかな?」
👧「‥‥()」
👩🦰「(ちょっと嬉しそうだな。もうちょいだ。)できないこともあるけど、みんな〇〇ちゃんとお兄ちゃんが大事だから出来るだけ動いてくれてるんだよ。だから、もう泣かないでおにぎり食べよう。もうすぐママ帰ってくるからね。」
👧「‥‥うん。」
姪っ子と手を繋いでリビングに戻ると、心配そうにしていた母が、ご飯を作っている最中だった。
私と姪っ子に気づくと、
👵「この間〇〇ちゃんがご飯炊くのを手伝ってくれて助かったんだよ。偉い子だね。今日もお米研ぐの手伝ってくれるかな?」
👧「‥‥うん」
助け船を出してくれて、ホッとした。
不思議なことに、その後はみんながふんわりと優しい空気に包まれた。
父親すら穏やかな雰囲気になっている。
小さい姪には、どこまで伝わっているかはわからない。
もちろん怒るのは大事だけれど、
それよりもあなたが大事だと伝えることの方が何倍も大事なんだと身をもって感じた出来事だった。
それは小さい時私がして欲しかったことで、今の私がしてあげられることだった。
なにより、私みたいに歪んで欲しくなかった。
そして、それが正しいことなのは、家族の雰囲気がそれを物語っていた。
私はと言うと、
姪っ子を思いっきり怒ったのに、
その後はさらに懐かれたのだった。