素敵をあなたから連鎖させよう。
先日の出店の帰りのこと。
荷物が重かったせいでキャリーの車輪が壊れてしまい仕方なく引きずることに。あまりの不安定さに簡易テーブルだけは配送を決めたのだった。
そこで、前に並んでいる方と配送表を記入するのにボールペンの貸し借りをしたのだが、とてもいい方でありがたかった。
その後、荷物を載せてキャリーを引いていたがあまりに不安定で駅まですごい時間がかかってしまった。仕方ないなとのろのろキャリーをひいていると後ろから声がして振り向くと若くて可愛い女の子が立っていた。
「なにか、お手伝いすることはありませんか??」
荷物が重そうなのを見て意を決して話しかけてくれたそうだ。驚いたのもあったが、なにより気持ちが本当に嬉しかった。手伝ってもらうにもカートは1台だったので気持ちだけありがたくいただいて、丁寧にお礼を伝えた。
女の子は恥ずかしそうに走り去っていったが、心の暖かさが残った。
その後、乗り換えの駅でキャリーを上げるのに階段を一段一段持ち上げていると後ろから来たお兄さんが、
「手伝いますよー!」
と階段の上までキャリーごと担いで上がってくれた。本当にありがたくて、びっくりして。
お礼を言うとお兄さんは颯爽と去っていったのだ。イケメンすぎるわ!
👩「二度も助けていただいて、誰かに私もお返ししなければ!」
短時間に二度も助けていただいて、私はこのお礼を誰かに返したいと強く思っていた。知らない二人の善意が本当に嬉しかったし、もらいっぱなしは申し訳なかった。
そこで、誰かに恩送り出来ないかとエレベーターを待っていたところ車椅子の方が2台来たのでせめてと先にエレベーターに乗っていただいた。その方にも丁寧にお礼を言われてしまい結局優しさを貰いっぱなしで申し訳ないやら嬉しいやら。
改めて善意は連鎖するなあ、と思ったのだった。
優しさは連鎖するということ。
ペイフォアードを体験したわけなのだが、以前観たある動画を思い出した。
↑全部観たい方はこちら。
スケボーで転んだ男の子が、立つのに男性に助けてもらい、そのお礼におばあちゃんの荷物を運んであげる。そのおばあちゃんが小銭を探して困っている女の子に小銭を渡す。
その優しさの連鎖を動画にして以前話題になっていたものなのだが、人に親切にされると誰かに返したくなるというのが私もよくわかった。
優しさは連鎖するのだ。
この連鎖を自分からスタートさせようとみんなが思えば、世の中はもっと親切で優しい世界になるのだと思う。ほんのちょっとの勇気が誰かをものすごく幸せにする。
もっと人には優しくしようと、暖かい気持ちになった一日だった。