やってみた☆孤独を手放してみた①
ちょっと戻って過去の話。ついに記事が200件を越えました!読んでくださる方、ありがとうございます😊
雨なので病弱な…の話の続きは太陽が出ているタイミングでチューニングして書きます。
劣等感が凄かったものの、基本的には人と自分の間に垣根がない性格だったのだが。
劣等感が引き合うこともあってか、内向的な人と仲良くなることが多かった。というか、謎の義務感?みたいな感じで楽しくない人は楽しませなきゃと言う思考が凄くて寂しそうにしている人を放っておけないのだ。(よく考えると、寂しそうな人には父が重なるためその影響な気がする。)
例えば↓。
明るい人はみんな勝手に楽しいし、、楽しくなさそうな人を見つけては一緒に楽しく過ごすみたいなことがクセになっていた。付き合う人も何か影がある人ばかりで、そんなことを繰り返していたのだが、生来あまり深く考えない性格だったので環境が悪くても平気だったのだと思う。
しかし、落ち込んだ時期についに地雷を踏み抜いた感じでやばい鬱キャラに捕まり、結果、孤独な人が集まる街に住み、私も鬱になったのだった。
付き合った人がかなり傷ついていて大きな闇を抱えていた。
実際、深い闇を抱えた人と密に関わるのは本当に危険と思う。人の精神なんて正常と異常の境目はひどく曖昧だからだ。私だって生まれた場所が、もっと異常だったとしたら殺人をしていたかもしれない。そのくらい正常と異常は同じ直線上にあって曖昧なのだと思う。
それまで孤独とは無縁だった私は彼と付き合い出してからやたらと落ち込むことが増えていった。
本気で思っていた。
しかし、その彼に至っては心に寄り添いたくても目に見えない壁があり、その壁は果てしなく厚かった。本人は心の壁があることにすら気づいていない様子。
たしかに彼の家族も何かみんな家族なのにやたらとお互いに気を使い、それ故にバラバラだった。うちとは違った形の孤独な家族。これが私が孤独と鬱に転落した大きな要因と思う。その上で様々な要因が重なって疑心暗鬼になっていった。
落ち込むと人と会うことは億劫になるし、付き合っていたその彼からは「お前は優しくない。」とよく言われていたので優しさの基準がよくわからなくなり、「私が優しくないとしたら彼は優しいの?なら彼の真似をしたら私は優しくなるの?」といった疑問が湧いて来て色々おかしくなって来ていたこともあり彼の真似をすることにしたのだ。(気の低下により、今思えば頭が回らなくなって来ていた。)
しかし、彼のように振る舞えば振る舞うほど、孤独はどんどん深くなっていき友達は減っていき気づけばひとりぽっちになっていた。
思えば当時彼は完全に人間不信だったのだからそれはそうだろう。私は生まれてこの方やったことのない鬱と孤独の中でもがいていた。
そんな状況からさっさと一人でそこから逃げ出すことも考えてはみたのだが。
この辺り、マジで死にたい時期。
彼の真似をしてそこに転落したことは明白で、そんな状態に異常すら感じない彼をそこに置き去りにして自分だけ逃げ出すなんてことはとても考えられなった。
👩🦰「私は彼の言う通り優しくないかもしれない。でもこんな孤独な場所に、彼を置き去りにできるほど冷徹にはなれない。そんなことしたら自分を誇れなくなる。これはかなりおかしい状況なのだから。」
逃げるなんて私には出来なかったのだった。
当時よくイメージしたのが、断崖絶壁の一軒家。誰とも交わらず心を許さず一人そこに住む彼。残念なことに心の壁が厚すぎて中には入れてもらえないので、私は近所に家を建てることにしたのだ。
本人は孤独。私から見たら一緒にいても心の支えにならないパートナー。
そこで頑張るのならば自分を自立させその上で精神的に不安定な彼も支える必要があり私が先に鬱で死ぬんじゃないかと思う瞬間が何度もあったのだった。(死ななくてよかった。)
「孤独から彼を連れて一緒に抜け出そう。」と決めたその瞬間から孤独と7年近く向き合い続けた。そんな時期に傷ついている人が平気で周りを傷つけて、なおかつその事実に気づきもしないということをこの7年で痛いほど感じた。傷ついた人は自分の痛みには敏感なのに、周りの痛みには酷く無頓着なのだ。
必死で彼を引っ張り続けて、やっと引っ越すことが出来、ついに先日、苦労を手放した勢いで孤独も手放す瞬間がおとづれたのだ。
②に続く。