劣等感と愛情不足と依存症、お金の関係性②
幸せっていいよね。最近つくづく思う。幸せな人を見ることは周りも幸せにする。
昨日のつづき。
依存症の治療については、たくさん文献もあるし専門医の方々もいる。なので私みたいな素人が書く必要はないだろう。そちらは専門家にお任せして、ここからは私はお馴染み、気や波動の観点から書く。気は心のエネルギー、波動は考え方を元に発している人それぞれの周波数みたいなイメージだ。なので今回は波動となる。
ギャンブル依存・買い物依存・借金・DVなど様々な問題を抱えた人々。
私もそうだったが、〈自分は人より劣るどうしようもない人間だ〉といつも心の奥で思っていた。借金なんかしだしたらなおさら後ろ暗くて月末の支払いには毎回怯えていたし、それでも買い物はやめられなくてもう本当にドツボだった。落ちるとこまで落ちていた。とは言え表向きはしっかり会社員をしていたし、しっかりした人を演じていたから周りの人は気づいていなかったと思う。だから、まだマシだったのかもしれない。そして風俗に手を出さなかったのが唯一の救いだ。多分そこまで行ったら今はなかったと思う。
波動の観点から考察する。
ギャンブルやアルコール、買い物といった依存症にハマる人は程度の差はあれ、心の奥底で〈自分はどうしようもない人間だ、誰にも愛されない淋しい人間だ〉と思っている。その気・波動を発しながらどうしようもない依存的な行為を繰り返すのだ。
自分はダメ人間だと思っている不安やそれを認めたくない想い、寂しさや悔しさのガス抜きのためにダメ人間がやりそうなギャンブルや借金、女遊びなどを繰り返す。ダメ人間にふさわしい行為をするといったところだ。そして恐ろしいことにこれは大抵深層心理なので本人は全くそんなことには気づいていない。
なぜこんなバカなことを繰り返してしまうのだろうと買い物やギャンブル後に悔いてはいるのだがやめられないを繰り返す。本当の理由や原因にはやってる本人も気付いていないのだ。
私の場合は、思い返すと買い物直後の高揚感、多幸感を求めていたのだと思う。満たされない想いをずっと抱えていたから。それが一瞬だけでも埋まる買い物に依存したのだ。
だいぶ後になってから一緒に働いてる人が昔の私のように買い物を繰り返す姿を見た時は本当に精神的に参った。本人には自覚は全くないが心が満たされないことが原因なのは明らかだった。しかしそんなこと失礼すぎて言えなかった。
長期間、〈俺はどうしようもないやつ〉という想いを抱えながら依存行為を繰り返すと。
自分はどうしようもないと言う波動を発してはいてもはじめのうちは自分のその思いだけだから早めに切り替えればダメージは少ない。
しかし、その自分はどうしようもないという波動を発しながらギャンブルなどの依存行為を長期間に渡って繰り返すと、そのうちに周りの人たちからの
周りの人〈こいつはマジでどうしようもないやつ〉
という想いまでがその人に乗っかるようになってくるのだ。周りの評価がそれ一択になると周囲の想いもあり依存症本人は周りの想いで身動きがなかなか取れなくなる。〈俺はやはりどうしようもないやつだ。〉という評価が定着、するとなかなか抜け出せなくなるのだ。
これは芸能人とかの末期がんとかでもそうだが、〈ステージ4でも頑張って完治します!〉とかブログなどで発表してしまうと、読み手の
◯ステージ4か、もう無理だろなあ。
◯いつ死ぬって発表でるかな。
◯今年いっぱい持てばマシかなあ。
◯あと何ヶ月の命だろう。
みたいな想いがみんな闘病する本人にも乗ってきてしまう。人の想いはそのくらいパワーがあるのだ。〈必ず治るよ!〉という想いより〈近い将来、死ぬだろうな〉という想いの方が多ければ闘病する人にも少なからず影響を与えるのだ。
では周りはどうすればいいか。
自分だけでもポジティブな見方に変えるようにすること、それがとても大切だ。どんなに依存行為をしていてもあの人は今自分と戦ってる強い人なんだ、乗り越えて学ぶために努力してる最中なんだ、など見方を変えて相手を信じてあげることが行動は何もしなくても結果的に力になる。
これは芸能人の闘病にも言えて、ネガティブな想いが溢れる中でも
◯きっと治る。
◯またステージに立つ時を待ってる。
◯きっと乗り越えられる。
そんなポジティブな見方や祈りは相手のパワーになるのだ。人の想いは自分が思っているよりずっとずっとパワーのあるものなのだ。想いの力を意識的にいい方に使うように心がけたいし、みんなにもそうして欲しいなと思う。
③に続く。